アキノ隊員の鱗翅体験

2021年12月12日、16時頃、北部訓練場メインゲートへパトロールに行きました。いつもの日曜と同じく、全琉警備保障の警備員さんが二人いました。16時半頃、パトロール中のパトカーがワタシに気付いて停まりました。普段ならおまわりさんは私に声をかけたあと数分で去るのですが、この日はおまわりさんはずっといました。



17時40分、先に来たパトカーの交代のために2台目のパトカーが来ました。





先に来たパトカーは去りましたが、すぐ3台目のパトカーがやってきて、2台が待機しました。



その後、軍の警備員さんが二人来ました。最初ワタシは、今月5日に菅前首相に空包を撒いた火薬類取締法違反の被疑者だから警備が厳しいのかと思いましたが、通常日曜は休みの軍の警備員さんがわざわざ他の基地から来るのは何か他の理由があるからだと思いました。

20時半頃、米軍車両の車列がやってきました。訓練用車両が5台で、うち中3台が大型の荷物を牽引していました。その後ろにYナンバー車両3台が続きました。私は警察官に阻止されて米軍車両をまったく止めることができませんでした。

1台目。よく見かける黄色の車。



2台目。



3台目。



4台目。



5台目。



5台目とその後ろに続くYナンバー車両。



今月3日には北部訓練場で米軍ヘリ吊り下げ訓練があり、その車両や資材の夜間搬入を県警が警護していました。
『米軍ヘリ吊り下げ訓練で場外飛行。県警が搬入警護。（2021年12月2日～3日、北部訓練場）』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e12102543.html

その吊り下げ訓練では訓練場外も飛行し、森の生き物たちだけでなく、周辺住民をも危険に晒しました。

また、米軍の資材の梱包材と思われるビニールのような白い人工物がヘリの強風により周囲に大量に舞い上がり、それを米兵が慌てて拾いにいく様子は見られず、ゴミとしてまき散らしていました。激しい砂埃も確認しました。下の動画でその様子をご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zmq6xJnalTs


今日の搬入の様子から、明日または明後日あたり、特殊な訓練がおこなわれる可能性があります。

米軍の訓練により沖縄の自然が破壊され周辺住民の安全が脅かされることを知りながら、県警は米軍の警護をおこなったのです。

いくらおまわりさんたちがそれが平気であったとしても、自然や命を米軍に差し出すことは、警察権力をもってしても許されるはずはありません。