2021年12月04日
米軍ヘリ吊り下げ訓練で場外飛行。県警が搬入警護。(2021年12月2日~3日、北部訓練場)

上の写真はSNS表紙用です。
2021年12月2日午前3時半頃、北部訓練場に米軍車両が向かっていることに気付いたのでメインゲートへ行くと、なんとすでにパトカー1台、警察官二名が待機していました。
私はなぜ何も起こっていないうちから県警が米軍のための警備をしているのだと抗議しました。そして、当然米軍車両を止めることはできませんでした。
車両等を積載した特殊車両2台、その前後を警護する一般米軍車両2台が入域。米軍車両を撮影はできませんでしたが、フォークリフトが積載されていることは確認できました。
結局その後の米軍車両の出入りはありませんでしたが警察官も朝まで待機していました。私は警察官より後にメインゲートを離れました。
普段米軍は警察に自分たちの訓練等の情報を教えようとしません。それなのにこの日は入域時刻に合わせて県警に警備を頼んでいるのは、よほど重要な訓練があるのだと思いました。
なので、場内を見てきました。
ヘリパッドで、2種類のフォークリフトでトラックから白い角型の荷物を降ろしていました。ブロック?

トラックが空になると次のトラックから荷物を降ろします。

米兵らが布のようなものを降ろします。このときはこれが何かわかりませんでした。

布のようなものを白い角型の資材の上に置きます。

ヘリパッドの中央や端に荷物が降ろされました。この作業は夕方までおこなわれました。

私はこれを見て、明日は吊り下げ訓練が行われるだろうと予想しました。
翌日の午前1時半頃、北部訓練場に米軍車両が向かっていることに気付いたので、今日も県警が警備しているのではないかと思い見に行くと、やはりパトカー1台と警察官二名いました。普段はいない憲兵も一人いました。米軍車両は私が到着する前に入域してしまい、見ることはできませんでした。
2時20分頃、米軍車両が出てこようとしました。警察官が私が米軍車両の前に出ないよう私の前に立ち米軍を警護しました。
1台目
2台目は大きな特殊車両で、車両などを積載できる形になっています。
荷台は空になっていたので、場内で車両か資材を降ろしたのでしょう。
米軍車両が去ったあともパトカーは3時まで残っていました。私はパトカーが去ったあとしばらくしてから帰りました。
30分だけ寝て、朝7時から米軍の観察を始めました。8時45分にCH53Eヘリ1機が飛来し、いったんヘリパッドに着陸したあと、しばらくしてから吊り下げ訓練が始まりました。最初の2回はフォークリフトを吊り下げました。

午前9回、お昼休憩後、午後6回、ヘリパッドから別のヘリパッドへ荷物を吊り下げて移動しました。フォークリフトを運んだあとは角型の荷物を包んだものや、円柱状の物体など、いろんなものを運んでいました。



緑の三角屋根は高江小学校の体育館。最近水筒を落としたばかりなのによくやるよ。


訓練場の外を飛んでいるのがわかりました。
二日寝てない頭で適当に作成した動画(約1時間)ですがご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Zmq6xJnalTs
動画を見ると、激しい砂埃、騒音、強風が起こっているのがわかります。
また、ビニールか紙と思われる白いものがヘリの強風で大量に吹き飛ばされているのがわかります。それを見て慌てて拾いにいこうとする米兵は一人もいません。
米軍が沖縄で、やんばるの森で訓練を行うというのはこういうことなのです。必ず自然破壊が起こります。そして、市民の安全が奪われます。
沖縄県警のおまわりさんたちはそれを当然知っていてこの訓練を警護したのです。
Posted by アキノ隊員 at 03:41
│東村高江・国頭村安波│社会問題