2021年08月15日
返還後に北部訓練場跡地に廃棄された未使用空包など。(2021年8月14日、やんばる世界自然遺産)
2021年8月14日、やんばる世界自然遺産である2016年返還北部訓練場跡地へ行きました。以下、添付写真はすべてこの日に撮影したものです。
やんばる世界自然遺産登録地に残る問題として、”返還前に廃棄された米軍廃棄物”がよく話題になりますが、”返還後に廃棄された米軍廃棄物(約380発の未使用空包を含む)”の発見後についてはあまり問題視されていません。
2019年9月28日以降にLZ1ヘリパッド付近で発見した返還後に廃棄された新品の未使用空包のうち、約40発が現在も現場に残っています。
2019年9月29日、一番最初に通報した際に見つけた342発は県警が回収しました。
『北部訓練場返還地で空包を含む廃棄されて間もない米軍廃棄物を確認。(2019年9月28日)』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e11281891.html
その後、追加で何回かに分けて約40発を発見しましたが、2回目の通報時のやりとりで県警の捜査がおこなわれる様子が見えなかったため、証拠品を渡すわけにはいかず、現在も現場に残っています。その後も現在まで、県警からこの件でワタシに連絡が来ることはありません。
県警は返還前に廃棄された不発弾を回収しない根拠として、跡地利用特措法と、沖縄防衛局・沖縄森林管理署間の協定を持ち出しています。
『沖縄県警はなぜ北部訓練場返還地の弾薬を回収しなくなったのか。』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e11963501.html
しかし、返還後に廃棄された弾薬を調査しないことについて、同じ根拠を用いることはできません。
県警は当時、「返還後に廃棄されたものかどうかわからないので、進展があれば対応をすることもあるかもしれない」という内容の、あいまいな返事をしています。
現場の状況から返還後に廃棄されたことは明らかです。県警は現場を確認し、持ち帰った空包を見て、返還後に廃棄されたものということはわかっているはずです。
そうでなくても、新品の空包がいつ廃棄されたのかを調べるのが警察の仕事です。
これは明らかに職務放棄です。
これでは、今後も捨てる場面され目撃されなければ米軍は返還地に不発弾などの廃棄物を廃棄しても問題にされないということになります。
いまのところ、このことを問題視する報道はありません。
沖縄県警は運営指針( https://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2019010400029/?doc_id=3316 )に以下の文言を足したらいかがでしょうか。
【強きを助け弱きをくじく】
FBJヘリパッド跡の離着陸麺にはワタシがことし4月25日に置いた米軍廃棄物がそのまま残っていました。少なくとも4月25日以降、沖縄防衛局に鉄板の撤去を委託された作業員らは来ていないことがわかります。
放射性物質コバルト60含有電子部品の入っていたペール缶や内容物不明のドラム缶は防水シートをかけられたまままだ放置されていました。
世界遺産となったのに、現場まで来れば誰れでも触れるずさんな管理状態です。
不発の空包を3発見つけました。この日は弾薬探しが目的ではなかったのですが、たまたま見つけました。
最近は不発弾を見つけてもブログやSNSで紹介しないことも多く、数えずそのまま現場に残してきているので、今何発まで増えたのかわかりません。
世界遺産とコバルト60とワタシ。
帰り道、森の王者に遭遇。見ている間の数分間、口を少し開き首を膨らませました。威嚇しているのかと思いましたがこのような態度はこれまでに見たことがなく、もしかしたらご飯が喉元を通りすぎるところだったのかもしれません。
沖縄にはよく【ハブに注意】という立て看板がありますが、ハブからしたら【人間に注意】だよ。屋内・敷地内以外でも殺す人間のほうが恐ろしいわ。
以上、やんばる世界自然遺産の状況報告でした。
やんばる世界自然遺産登録地に残る問題として、”返還前に廃棄された米軍廃棄物”がよく話題になりますが、”返還後に廃棄された米軍廃棄物(約380発の未使用空包を含む)”の発見後についてはあまり問題視されていません。
2019年9月28日以降にLZ1ヘリパッド付近で発見した返還後に廃棄された新品の未使用空包のうち、約40発が現在も現場に残っています。
2019年9月29日、一番最初に通報した際に見つけた342発は県警が回収しました。
『北部訓練場返還地で空包を含む廃棄されて間もない米軍廃棄物を確認。(2019年9月28日)』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e11281891.html
その後、追加で何回かに分けて約40発を発見しましたが、2回目の通報時のやりとりで県警の捜査がおこなわれる様子が見えなかったため、証拠品を渡すわけにはいかず、現在も現場に残っています。その後も現在まで、県警からこの件でワタシに連絡が来ることはありません。
県警は返還前に廃棄された不発弾を回収しない根拠として、跡地利用特措法と、沖縄防衛局・沖縄森林管理署間の協定を持ち出しています。
『沖縄県警はなぜ北部訓練場返還地の弾薬を回収しなくなったのか。』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e11963501.html
しかし、返還後に廃棄された弾薬を調査しないことについて、同じ根拠を用いることはできません。
県警は当時、「返還後に廃棄されたものかどうかわからないので、進展があれば対応をすることもあるかもしれない」という内容の、あいまいな返事をしています。
現場の状況から返還後に廃棄されたことは明らかです。県警は現場を確認し、持ち帰った空包を見て、返還後に廃棄されたものということはわかっているはずです。
そうでなくても、新品の空包がいつ廃棄されたのかを調べるのが警察の仕事です。
これは明らかに職務放棄です。
これでは、今後も捨てる場面され目撃されなければ米軍は返還地に不発弾などの廃棄物を廃棄しても問題にされないということになります。
いまのところ、このことを問題視する報道はありません。
沖縄県警は運営指針( https://www.police.pref.okinawa.jp/docs/2019010400029/?doc_id=3316 )に以下の文言を足したらいかがでしょうか。
【強きを助け弱きをくじく】
FBJヘリパッド跡の離着陸麺にはワタシがことし4月25日に置いた米軍廃棄物がそのまま残っていました。少なくとも4月25日以降、沖縄防衛局に鉄板の撤去を委託された作業員らは来ていないことがわかります。
放射性物質コバルト60含有電子部品の入っていたペール缶や内容物不明のドラム缶は防水シートをかけられたまままだ放置されていました。
世界遺産となったのに、現場まで来れば誰れでも触れるずさんな管理状態です。
不発の空包を3発見つけました。この日は弾薬探しが目的ではなかったのですが、たまたま見つけました。
最近は不発弾を見つけてもブログやSNSで紹介しないことも多く、数えずそのまま現場に残してきているので、今何発まで増えたのかわかりません。
世界遺産とコバルト60とワタシ。
帰り道、森の王者に遭遇。見ている間の数分間、口を少し開き首を膨らませました。威嚇しているのかと思いましたがこのような態度はこれまでに見たことがなく、もしかしたらご飯が喉元を通りすぎるところだったのかもしれません。
沖縄にはよく【ハブに注意】という立て看板がありますが、ハブからしたら【人間に注意】だよ。屋内・敷地内以外でも殺す人間のほうが恐ろしいわ。
以上、やんばる世界自然遺産の状況報告でした。
Posted by アキノ隊員 at 06:50
│東村高江・国頭村安波│社会問題