てぃーだブログ › アキノ隊員の鱗翅体験 › 生き物 › 東村高江・国頭村安波 › 社会問題 › 宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)

2016年10月29日

宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 2016年10月27日、宇嘉川の河口へ続く林道の入り口にたくさんのリュウキュウウラナミジャノメがいたので観察していました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 そこへ、防衛局数人と警備員の乗った車が2台でやってきて、数分車から降りて付近の様子を見たあと、すぐに去っていきました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 目の前に貴重なチョウがいるのに見ないなんてもったいないな。で、何をしにきたのだろう。

 防衛局の方が、ワタシが来る前から止めてあった沖縄環境保全研究所の無人の車の運転席を躊躇することなく開けようとしました。鍵がかかっていて開きませんでしたが、それぐらい親しくしているのでしょうか。リュウキュウウラナミジャノメも不思議そうに覗いていました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 28日14時頃、同じ場所でリュウキュウウラナミジャノメを観察していると、作業員5人が林道から上がってきました。河口まで行ってきたと言っていました。一人は地図のような資料を持っていました。

 この日の18時、こんなニュースがありました。関係があるのかもしれません。
 NHK NEWS WEB 「北部訓練場に歩行ルート整備へ」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093943231.html?t=1477648672315

 29日、河口では作業員が測量を行っていました。林道入り口には沖縄環境保全研究所の車もありました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 作業員の様子は先に下りていた方々が撮影したようなので、ワタシは風景とチョウの撮影に集中することにしました。

 迷蝶ルリウラナミシジミを数十頭見かけました。どこから飛んできたの?八重山?台湾?
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 翅はどこも欠けていないけど鱗粉の落ちまくったリュウキュウウラナミジャノメのオス。がんばって生きてきたんだね。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 川の真ん中の岩を歩いていたガの幼虫。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 河口の風景。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)


宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)


宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 林道を上がる際に、フェンスにジャコウアゲハのサナギを見つけました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 河口では、リュウキュウウラナミジャノメ、ルリウラナミシジミ、アマミウラナミシジミ、クロマダラソテツシジミ、クロボシセセリ、オキナワビロードセセリ、チャバネセセリ、ツマムラサキマダラ、リュウキュウアサギマダラ、ナガサキアゲハを見ることができました。こんなに多くのチョウに出会えるのは予想外でした。

 高江へ戻ると、米軍ヘリが2機、低空飛行していました。
宇嘉川の河口で作業員が測量。そこで観察したチョウチョ。 (2016年10月27日~29日、国頭村安波)



 宇嘉川は沖縄でも数少ない清流です。沖縄だけじゃない、日本の、世界の財産です。

 そんな宇嘉川がいよいよ壊されようとしています。

 どうかみなさんの力を貸してください。