アキノ隊員の鱗翅体験

　2016年7月22日、N1ヘリパッドの工事が始まるとされている日、それを阻止しようとたくさんの市民が集まりました。工事車両が入れないようにみんなの車を車道に停めました。



　県内外から集まった機動隊。やんばるの生き物たちを殺すことを良しとする人がこんなにも多くいるのだなーと改めて思いました。



　市民は座り込みますが、どんどん機動隊にはがされていきます。





　まるでワタシたちが犯罪者であるかのような扱いです。沖縄県民やヘリパッドに反対する市民が、あなたたちに何をしたというのだ。



　友人が機動隊にロープで首を絞められ、それに抗議した住民までも排除されます。機動隊は、ケガ人が出ても人が死んでも何も思わないように訓練されているのでしょう。



　おじいちゃんも体を張って止めようとしていましたがはがされてしまいました。



　昆虫学者もいます。何度も座り込み、何度もはがされていきます。



　表情を変えず何度も座り込む女性。絶対に諦めません。



　足で市民をはらおうとする機動隊員とそれを制止しようとする機動隊員。



　じっちゃんに手を出すな！



　報道陣もはがされていきます。報道の自由はどこに？　報道されたらまずいことでもあるのでしょうか。そりゃあるよな。



　アキノ隊員も何度もはがされます。そして、必要もないのに強く突き飛ばされ転倒しました。目撃者が多くいました。抗議したところ、突き飛ばした機動隊を他の機動隊がかばって後ろの列に隠しました。



　高江の住民が森と生活を守るために9年間座り込んできたテントの中に機動隊が入ってきました。





　小口幸人弁護士が抗議します。とても頑張っていました。



　そして、弁護士までもが排除されました。



　市民の車はこの道具で移動させられてしまいました。



　工事車両が次々と入っていきます。



　工事車両が入ってくる間、ワタシが車から出られないように警察官がずっと車のドアの前に立っていました。



　沖縄県民を守るパトロールのために派遣されたはずの防衛局職員たち。結局自分らが沖縄県民を犯しています。



　N1テントがあった場所はフェンスが建てられ、アルソックの警備員が見守る中で森の入り口が切り開かれていきました。



　この日、昨日まではなかったノグチゲラの新しい採餌痕（餌を採るために突いた痕）を見つけました。



　翌日の地元新聞は高江の記事が多く掲載されていました。琉球新報には座り込んだ方々のコメントも載っていました。



　森を壊す人々は、せっかくやんばるまで来たのにノグチゲラの鳴き声もドラミングも聞こえないのかな。