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2014年07月30日

東村へヘリパッド建設に関する要請 (2014年7月29日)

 昨日は東村へノグチゲラや自然環境の保護のために米軍ヘリパッド建設や米軍機飛行訓練に反対を表明するように求める要請にいきました。

 村長の回答は「沖縄の負担軽減となる基地縮小のために以前と考えは変わらない(ヘリパッド建設は賛成、オスプレイ配備は反対)ことをご理解いただきたい」という内容でした。

 また、金城紀昭副村長は「ノグチゲラ保護条例は東村立山と水の生活博物館の周辺など対象地区を決めており、そこに分布するノグチゲラの保護に関する条例である。他地域のノグチゲラを守らないというわけではないが、ヘリパッド建設地域は対象地区ではないため、条例に基づいてノグチゲラ保護のために建設に反対しないといけないということはない」と言っていました。

 金城氏は私の提出した映像(ノグチゲラのひながオスプレイ飛行後2時間、巣穴から顔を出さず鳴き声も出さないという内容)を「専門家の方にも見ていただき意見を聞きたい」と言ってました。私が鳥の専門家ではないと言いたかったようですが、私としては専門家に見ていただくことは大歓迎です。(写真:琉球新報2014.7.30)

東村へヘリパッド建設に関する要請 (2014年7月29日)



 大きい画像はコチラ。
https://fbcdn-sphotos-f-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xpa1/t31.0-8/10515230_545854455537358_7917987676268791986_o.jpg

 ワタシの提出した映像はコチラ。


 今回の要請行動の、東村との事前調整で以下のようなやりとりがありました。

 今回は私が事前調整を担当したのですが、担当の総務財政課課長フクナガ氏(以下フ)と電話で日程を決定して数日後、フから私に電話がありました。

フ「当日要請に来るのは3名ですよね」
私「違います。先に提出した要請書に書いた3団体に所属する複数名です」
フ「はい?3名って意味だとこちらは理解していましたが。どこの誰かわからない方の要請は受けられないので前日朝までに参加者の名前と住所を書いた名簿の提出をFAXでお願いします。また、8人程度に収めていただけるようお願いします。」(この辺りから声が怒っている)
私「3名とは一言も言っていません。また、団体の所在地の住所と代表者は記していますがそこに所属する各個人の住所まで必要なのでしょうか。防衛局や国頭村や他で名簿提出を求められたことは一度もありませんが。要請に行く人数について村が決めることができるものなのでしょうか」
フ「名簿が必要です。誰だかわらかない方の要請は受けられません。人数についてはあくまで要望です。」
私「わかりました。では名簿は提出します・・・」

 以上のやりとりを奥間川流域保護基金代表の伊波義安先生にお伝えしたところ、伊波先生がフに電話をかけ、「市民への弾圧だ。個人の情報を提出しないといけないとなると今後意見を言えなくなる市民が出てくる。名簿は提出しない。」と言ったそうです。それで今回は名簿の提出は不要となりました。ちなみにこれまで他団体が東村に要請等をした際は名簿提出は求められなかったようです。

 また、昨日の要請行動が終わった際に私はPCやビデオの片付けがあったため、一人だけ遅れて退室したのですが、その際に副村長からノグチゲラの保護条例の制限について話しかけられたので反論しておきました。私が反論すると思っていなかったようです。遠くで聞いていた同行者二人が「なぜみんなの前で言わずアキノさんが一人になった時に言うの?」って不思議がっていました。

 私は思いっきりフや副村長になめられたようです。女性だから?若いから?有名でないから?おとなしそうだから?(笑)

 私はまだまだ伊波先生にできることができません。もっと経験を積まないとね。


 追記:本日の沖縄タイムス。
 まだ返還されてないのに出来上がったヘリパッドを米軍に引き渡す。これが沖縄の基地負担軽減だそうです。。。
東村へヘリパッド建設に関する要請 (2014年7月29日)