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2021年12月06日

菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)

2021年12月5日、菅義偉前首相が北部関係者との懇談後に環境省やんばる野生生物保護センターに来るというので、未使用の米軍の銃弾空包をばら撒きにいきました。

犯行声明。これは、センター駐車場で待機中にiPadのメール機能を使って作成したものです。あとで誤字を発見しましたがそのまま掲載します。仲村之菊さんに、ワタシの計画が成功して逮捕などされたらインターネットに掲載してほしいと頼み、逮捕にはいたりませんでしたが取り調べを受けるため移動でパトカーに乗ったことで発表されました。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)


菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



家を出る前に撮影してのんちゃんに送った写真。変装してこれならバレないだろうと思いましたが、センターに先に警備のために入ってきた警備課のおまわりさんたちに一発でバレてしまいました。のんちゃんはすぐバレることを予想していたそうです。無念。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



予定よりもだいぶ早い時間に菅一行が到着。それを迎えるために少し早く入ってきた人々の中に高江の区長がいたことがショックでした。高江の方々には相談したのでしょうか。菅氏を歓迎する行動に出るのであれば区長を辞めてから個人的にやるべきです。米軍ヘリパッドのある高江の区長の立場にいるから声をかけてもらえ利用されていることに気付かないのでしょうか。

菅氏が入ってきたので「え?誰が来てるんですか?」と近寄ろうとしましたが、結局警備のおまわりさんたちに阻止されて菅氏に近付くことはできませんでした。

米軍基地問題では加害者である環境省の施設で犯行をおこないたかったのですが(そのとき、自然保護官というエセ自然保護家が5人ぐらいいた)、それが叶わなかったため、次の菅一行の行き先予定地である辺士名漁港へ向かいました。ベストが叶わなかったからといって、めったにない菅来沖の機会を逃すわけにはいきません。

漁港に到着。ワタシは先に漁港をウロウロしていたので政府関係者が乗った大型タクシーがいったん入ってきたもののまた出ていき、しばらくするとまた入ってきました。その中に菅はおらず、6~8人の政府関係者が護岸から軽石の状況を見ていました。ワタシは菅は来ないと思い、どうせ菅の耳にも入るだろうと思ったのでこの人たちの前に空包をばら撒きました。政府関係者は一人だけこちらを見てワタシの訴えに頷いていましたが、それ以外は県民の声に耳を貸さず、無視していました。空包をばら撒いたときの様子は警備課のおまわりさんたちも目撃しました。

名護署(本署)地域課のおまわりさんが来て、現場の確認をしました。ワタシが現場で撮影した写真はばら撒いた空包がよく撮れていなかったので、あとで沖縄タイムスの写真付き記事を添付します。

パトカーで取り調べに移動の際、報道陣や一般市民の目に触れる漁港内ではなく、パトカーを漁港の外に移動してから乗り込みました。制服のおまわりさんが地域課で、スーツのおまわりさんが菅氏の警備担当で、パトカーは名護3です。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



自分でばら撒いた空包はよく撮れませんでしたがパトカーはよく撮れていました。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



ワタシがパトカーで移動したあと、10分後ぐらいに菅氏が来たそうです。

ワタシは漁港関係者に嫌われてしまいましたが、それを恐れていては政府の思う壺なので、今後も一部の県民に嫌われる覚悟はできています。ワタシは人のために忖度はしません。

その後、辺士名交番で簡易的な取り調べや写真撮影を受けました。この内容だと本来は生活安全課や警備課の担当になるので、後日改めて名護署に呼びだされるそうです。

今回は火薬類取締法違反での取り調べのみでしたが、今後捜査で他の法にも触れると判断される可能性もあるそうです。

以前、北部訓練場メインゲート前に米軍廃棄物をばら撒いた際は、県警は米軍廃棄物を軍事廃棄物や産業廃棄物ではなく一般廃棄物として、米軍に有利になるように扱いました。

今回は火薬類取締法に触れる危険物としての扱いです。

火薬類取締法での捜査となれば、どこから手に入れたのか、なぜこれが回収されずに残っているのか、ワタシがまだ他にも所持していないかどうか、などの捜査が必要となってくるはずです。

そして、北部訓練場メインゲート前にばらまいた、危険物が混入しているかもしれない廃棄物を一般廃棄物とした県警の判断が不自然であるという話になってくるはずです。

もし北部訓練場メインゲート前に未使用空包をばら撒いたら何廃棄物として扱うのでしょう。


菅氏が来るということで多くの報道関係者が来てワタシの犯行後の様子を撮影していましたが、今のところ、これを報道したのは沖縄タイムスのみです(見落としていたらすみません、確認後に追記します)。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)


菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



タイムス記者の写真は銃弾とおまわりさんとワタシがよく撮れていました。
菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)


菅前首相一行前に未使用米軍空包277発をばら撒きました。(2021年12月5日、国頭村)



火薬類取締法違反の現行犯なのに逮捕されず、報道もほとんどされませんでした。

これまでも放射性物質含有部品で北部訓練場メインゲートを7時間封鎖などしましたが、報道されることはありませんでした。誰かが家宅捜索や逮捕でもされないと米軍廃棄物の問題はほとんど報道されないのです。

もちろん、容疑がまだ確定していない犯罪行為を報道しないのは私に寄り添った考えからである可能性もあります。

しかし、重要なのは、やんばる世界自然遺産登録地である2016年返還北部訓練場跡地に危険な米軍廃棄物が大量に残留し、それを安倍・菅政権が隠蔽しようとし、今も隣接する訓練場で米軍の訓練がおこなわれ、森の生き物たちが被害を受け続けていることなのです。

今月3日におこなわれた北部訓練場での米軍ヘリ吊り下げ訓練もほとんど報道されず、市民の関心も薄くシェア拡散されませんでした。

やんばるの森でこんなに大変なことがおこっているのに!

ワタシを犯罪者にしているのは誰ですか?

沖縄の味方のフリをして政府だけに怒りをぶつけるのはやめてくださいね。