てぃーだブログ › アキノ隊員の鱗翅体験 › イベント › 東村高江・国頭村安波 › 社会問題 › やんばる世界遺産の米軍廃棄物等に関する政府交渉。動画有り。(2021年9月21日)

2021年09月22日

やんばる世界遺産の米軍廃棄物等に関する政府交渉。動画有り。(2021年9月21日)

2021年9月21日、やんばる世界自然遺産登録地である2016年返還北部訓練場跡地の米軍廃棄物などの米軍基地問題について、3団体主催のオンライン集会と政府(防衛省・環境省)交渉がおこなわれました。

以下の動画でその様子を見ることができます。
https://youtu.be/rv5kGt4LTIU

政府交渉は1時間9分辺りからですので、これらの問題について詳しいという方はそこからご覧いただいてかまいません。

ワタシが質問した部分の中で特に重要だと思ったところを下に要約して書きます(ワタシの質問以外の重要部分については時間のあるときにまとめます)。

2時間16分辺り
宮城「約4000㏊もある森林地帯である北部訓練場跡地の支障除去を1年で終わらせることができると最初で判断できたのはなぜか。」
防衛省「2016年返還北部訓練場跡地はやんばる国立公園編入や世界自然遺産登録を目指すという地元の意向があり、希少生物や生態系に配慮しながら速やかな跡地利用が可能となるよう範囲を絞って支障除去をおこなった。」
※やんばる国立公園編入や世界自然遺産登録のためと明言している。
※地元の意向のせいにしている。世界遺産登録は飴か。
※自然環境に配慮するのであれば時間をかけて丁寧に支障除去をおこなうはずであり、範囲を限定して速やかにおこなうことが自然保護になるわけではない。もし自然保護が目的であれば米軍廃棄物残留が明らかになった今、廃棄物の存在を認め再支障除去をおこなうはずである。


2時間36分辺り
宮城「県警は2019年10月半ばまでは返還地の不発弾を回収していたが、それ以降はおこなわなくなった。県警は沖縄防衛局・沖縄森林管理署間の協定(返還地を地権者へ引き渡した後に米軍由来の廃棄物が見つかった場合は沖縄防衛局が処理するという内容)を県警が回収しなくてよい根拠として持ち出しているが、これは沖縄防衛局と沖縄森林管理署だけでなく、県警も関与し、協定内に、県警が不発弾を回収しなくてもよいという取り決めがあるのか」
防衛省「協定に警察は関与しておらず、警察の不発弾対応に関する記述もない。警察の対応については承知していない。」
※協定を根拠に職務放棄を正当としていた警察の主張は成り立たなくなった。

動画、面白いのでぜひご覧くださいね!日本の防衛省がどんなところなのかよくわかりますょ。
やんばる世界遺産の米軍廃棄物等に関する政府交渉。動画有り。(2021年9月21日)


吉川さん、笑いすぎやで(笑)

主催団体、プログラム、講演者等の詳細は下記をご覧ください。
『やんばる世界遺産の米軍廃棄物に関するオンライン集会のお知らせ(2021年9月21日)』
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e12031268.html