2021年09月01日
北部訓練場で米軍車両を1時間止めました。(2021年9月1日、東村高江)
※上の写真はSNS表紙用です。
2021年9月1日、13時頃、北部訓練場に米軍車両数台の車列が向かっているのに気付きました。用事を済ませて向かうと南向けに帰っていく2台とすれ違いましたが、まだ訓練場内に残っている車両があるかもと思いメインゲートに行きました。N4ゲート前でワタシの車を記録する全琉警備保障の警備員さん。下の写真ではわかりにくいですが、時刻確認をおこなっています。
13時半、米軍大型車両が2台出てきました。
たいていはやんばるへの米軍廃棄物遺棄に抗議するために北部訓練場に入る車両だけを止めるのですが(目的や状況によってそうでないときもあります)、今回はPFOS汚染水放出に対し、沖縄のすべての土地で訓練を行うなと抗議するために、出てきた車両の前に立ちました。
パトカー2台と、いつも来るのとは違う捜査車両1台、おまわりさんが計4人来ました。
塩屋パトのボンネットの腐食がだいぶ進んでいました。傷口を撫でてあげたくなりました。
北部訓練場では珍しく今日は軍の警備員さんのうち少なくとも二人が防弾もしくは防刃チョッキを着て腰回りを整えて武装していました。前線(?)に立つ警備員さんの後ろで米兵らが笑ったりピースをしたりしています。米軍には自分らのために沖縄人どうしが対立するのを眺めて優越感を楽しむ特権があるのです。
せまりくる米軍車両。
沖縄の生き物より市民より米軍さまを守る沖縄県警。もう言われなれていて何とも思わないでしょう。
ワタシを排除する3人のおまわりさん。米兵は安全地帯で高見の見物。もうね、おまわりさんのそのチョッキも階級章もワッペンも制服もワタシのほうが似合うと思うの。
↑こちらのおまわりさんは名護署では珍しく米軍基地問題の知識が浅く、権力を与えられたものとしての留意が足らず対人技術が身についていないと感じましたが、若い巡査さんなのでこれから成長していくのでしょう。あまりにひどい挑発的な言論に撮影した動画をあげようかと思いましたがやめておきます。見本となる先輩方がたくさんいて良かったですね。
前後の車両とも荷台には米兵らがマスク無しで密な状態で乗っていました。運転席の一部の兵士を除きほとんどがマスクを着けていないので着けないように言われているのでしょう。他国に公務で来てわざわざ感染を広げる行為をおこなっているのです。他人の命も自分の命も大切にしない行為をさせられる軍隊。米兵らも自分らが駒として使われていることに気付いていると思います。県民どうしを争わせ高みの見物をしている場合じゃないですよ。
2台の大型車両とそれに続く米軍車両数台を55分止めました。
おまわりさんがたくさんいてこれ以上は止めることができないので帰りました。メインゲートから少し離れたところに新鮮な翅のリュウキュウウラナミジャノメが飛んでいたので大声でゲート前のみなさんに知らせました。
「県固有種のチョウがいるよ。ここは生き物たちの森だよ。」
その後も3~4台の車列の出入りが2回ぐらいあったようですがタイミングが合わず止めにいくことができませんでした。
沖縄の森や海を汚されても平気でいられる沖縄の人や、生き物や自然が権力に傷つけられても気にも留めないエセ自然好きが多すぎます。
そんな人たちに脅かされている命がこの森にあるのです。
Posted by アキノ隊員 at 20:25
│東村高江・国頭村安波│社会問題