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2021年04月10日

今日の1993年返還北部訓練場跡地。使用済み照明弾など。(2021年4月10日、東村高江)

2021年4月10日、1993年に返還された北部訓練場跡地へ調査に行きました。

3月27日に砲弾の薬きょうを見つけた場所の辺りで、使用済みの羽付き照明弾を1発見つけました。発見時の状態。
今日の1993年返還北部訓練場跡地。使用済み照明弾など。(2021年4月10日、東村高江)



撮影しやすいように移動したあと。
今日の1993年返還北部訓練場跡地。使用済み照明弾など。(2021年4月10日、東村高江)



砲弾薬きょうの発見をお知らせした際にも書きましたが、この場所は県道70号線から近く、市民の生活の場のすぐ近くに弾薬が放置されていたのです。

今日は調査のついでのゴミ拾いだったので、1袋分だけしか拾うことができませんでした。
今日の1993年返還北部訓練場跡地。使用済み照明弾など。(2021年4月10日、東村高江)



ゴミを持ち上げると下にイボイモリがいたのでゴミを元に戻しました。
今日の1993年返還北部訓練場跡地。使用済み照明弾など。(2021年4月10日、東村高江)



今日はヤンバルクイナが近くで頻繁に鳴いていました。

ワタシが北部訓練場に米軍廃棄物を返しにいくと、「米軍廃棄物を米軍に引き取ってほしいなら他にやり方があるだろ」とふざけたこという人が多くいます。素直に引き取ってもらえるやり方があるならとっくにやってますよ。

彼らはやんばるの生き物が生活を脅かされ自然が汚されても自分の生活には影響がない、やんばるの森などどうなってもいいと思っているからそんなことが言えるのです。

小さな生き物の命や生活を気にも留めない人々の冷たい声に、声をあげられない生き物たちの存在がかき消されないように、ワタシは調査や行動をやり続けます。

世界遺産の審査はもう少し。生き物たちの声が届きますように。