2021年04月04日
米海兵隊の沖縄県民への挑発行為が激化。
2021年4月1日、米海兵隊の第1海兵航空団がツイッターで渡名喜村入砂島に「ロケット砲とミニガンを打ち込んだ」と、砲撃・銃撃する動画を掲載しました。4月1日といえば、1945年に沖縄島に米軍が上陸した日です。あえてこの日を選択したのかどうかはわかりません。この場所は米軍の射爆撃場として使われている無人島で、法には触れないとはいえ、わざわざその様子を誇らしげに公開するのは沖縄県民への挑発行為でしかありません。
Ensuring a #FreeAndOpenIndoPaific requires our aircrew to train consistently to be ready to #FightNow to support our partners and allies. #ThrowbackThursday video of HMLA-469 conducting rocket and minigun live fire off the coast of Okinawa, Japan late last year! pic.twitter.com/mlxXF42CF0
— 1st MAW Marines (@1stMAW_Marines) March 31, 2021
同隊は先月にも、ツイッターで以下の投稿をしています。
沖縄タイムス 2021年3月10日
「「無神経すぎ」学校の上空を銃出し飛行か 米軍、ツイートを削除」
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f3b4c9c0778d87c705f3637337a36f3843de776
沖縄タイムス 2021年3月23日
「米軍、ヘリから地上狙い射撃訓練 またツイート 今度はBGM付き」
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/725710
同隊はこれまで県民に対し、地域交流や市街地清掃など多くの宣撫工作を行い、どちらかというと県民の反発を招く可能性のある事実は隠蔽しようとしてきました。
それなのに短期に立て続けに県民を挑発するような投稿をおこなったのです。
2021年3月21日の琉球新報コラム『東風』に海兵隊パトカーの「硫黄島の星条旗」について書きました。
この「硫黄島の星条旗」は海兵隊パトカーが今のデザイン(※1)になってからの採用で、旧デザインのときは貼られていませんでした。
※1 断定は避けますが2016年下旬だと記憶しています。
これまで長年貼ってこなかったものをなぜ最近になって採用したのか。ただ「かっこいいから」という理由で貼るはずはありません。
激化していく県民への挑発行為には何らかの意図があるとしか思えません。心理作戦でしょうか。
占領意識を丸出しにすることで兵士の士気を高めたいのか。沖縄県民に何をやっても無駄だと米軍撤退を諦めさせたいのか。ネトウヨを喜ばすことで国内の沖縄ヘイトを拡大させたいのか。米軍が県外で活動する際、国民に「沖縄よりはマシ」と思わせるためか。
海兵隊の投稿を受けて、ツイッターには米軍に対する批判が多く投稿されたものの、米軍を擁護する声も少なくありませんでした。
米軍基地フェスティバルで「硫黄島の星条旗」が貼られた海兵隊パトカーを喜んで撮影する日本人客と、同じ国内に射撃されても米軍にひれ伏すネトウヨを、米軍・米兵らは同じまなざしで見ているのでしょう。
そのことに気が付かない切ない片思いの日本国民。気付いているけどすがるしかない日本の政治家。
これから海兵隊の挑発がどんどんひどくなっていく可能性が考えられます。
ワタシ、売られた喧嘩は買いますよ。
Posted by アキノ隊員 at 22:13
│社会問題