てぃーだブログ › アキノ隊員の鱗翅体験 › 東村高江・国頭村安波 › 社会問題 › 米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)

2021年04月04日

米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)

2021年4月4日、先月はおこなわれていないと思われる北部訓練場での野営訓練が再開しました。

今日はメインゲート前にいつも(←日曜日と夜間のこと)は2人しかいない全琉警備保障の警備員さんが3人もいました。2人が車の前に立ち、1人は車内でビデオカメラ係りです。米軍車両の出入りがあるからだと思われます。ただし、ゲートの開閉は米兵がおこなうので、本当は3人もいらないはずです。警備員の権限は限られており、ワタシが米軍廃棄物を置いたり米軍車両の入場を止めようとするのを阻止できないので、2人でも3人でもたいして警備の効果は変わらないはずです。変わるのは人件費、つまり使われる税金の額。私のために3人も待っていてくれてお疲れさまです。軍の警備員さんはいませんでした。
米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)


米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)



本来なら軍の警備員によっておこなわれるはずのメインゲート前の民間による警備に税金がいくら使われているのか、現時点ではどの報道機関も報道していません。全琉のお偉いさん、よかったですね!

16時半頃、米軍廃棄物の入ったゴミ袋を3つ、メインゲートのイエローライン内に置きました。ワタシがその場を離れたあとすぐなくなっていたので、たぶん全琉の警備員さんが車内に片付けたのだと思われます。もしそうであれば、これは警備員の任務として適切なのかどうか疑問に思います。
米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)


米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)



野営訓練はたいてい、日曜日から金曜日までおこなわれます。本日最後の車両と思われる、米兵をたくさん乗せたバスが17時前に入っていきました。入場時、三角コーンを巻き込みました。米軍車両によるこれに近い場面はよく見かけます。この程度の運転技術しか持たない米兵が沖縄で大型の軍用車両を運転しているのです。
米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)


米軍の野営訓練が再開(2021年4月4日、北部訓練場)



ゲート内にあった別の軍用車両の撮影に気を取られたために撮影はできませんでしたが、バスに乗っている米兵らはマスクをしていませんでした。

もうすぐ奄美・沖縄の世界遺産の審査です。ノグチゲラなどの生き物たちの生息地で軍事訓練が行われている現状や候補地に残留したままの米軍廃棄物の存在を忘れさせないように行動していきます。