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2020年09月19日

沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)

いろいろあって報告が遅くなりましたが、2020年7月24日の『しんぶん赤旗』で、北部訓練場ゲート前警備員にワタシの私的行動を監視されていることが報道されました。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)




2019年10月8日、ワタシが県道70号線沿いのN4ゲート前を車で通過した際、ゲート前のアルソック警備員が無線機でどこかに連絡するのに気付きました。この日はIUCNが世界遺産に推薦されているやんばるの視察に来ていたため、ワタシが北部訓練場返還地の米軍廃棄物の件でIUCNに接近するのを警戒しているのだろうぐらいに考えていました。

しかし、その日以降もN4ゲートやN1ゲート前を通るたびに、警備員らは無線機でどこかに連絡をしたり、メモをとったり、時計を見たりする行為をおこないました。

なので、車の前後に高性能のドライブレコーダーを付けたり、知人や報道関係者に撮影を頼んだりして、20回分以上の証拠映像を記録しました。

ワタシの車を監視するアルソック警備員ら。

2019年11月30日11時34分。時計を見るN1ゲート警備員。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



2019年11月19日11時53分。無線機で連絡するN4南側ゲート警備員。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



上の写真と同日時。メモをとるN4北側ゲート警備員。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



2019年11月20日10時20分。無線機で連絡するN4南側ゲート警備員。写真に写っている白い車両から間近で証拠を撮影できました。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



上の写真と同日時。メモをとるN4北側ゲート警備員。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



2020年1月22日11時58分。メモをとるN4ゲート警備員。
沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)


沖縄防衛局に私的行動を監視されていました。赤旗に掲載されました。(2019年~2020年9月)



2020年2月末日夕方、ゲート前の警備はアルソックから全琉警備保障株式会社に変わりましたが、やはり警備員による監視は続きました。もちろん証拠映像は撮っています(全琉警備保障の警備員さんたちはほとんどがウチナーンチュですよね?写真を載せるのはつらいので載せません)。

※2020年9月23日青字部分追記 通過するすべての車を記録しているのかどうかを調べるため、レンタカー2台や知人の車で通過してみましたが、その際は警備員が記録や報告をすることはありませんでした。このことから、ワタシの車だけ、もしくはワタシの車を含む特定の車を狙って記録・報告していることがわかります。

N1ゲート前の警備員はN1ゲートの道向かいにある米軍ヘリパッドに抗議するための座り込みテントに訪れた人や車を記録しています。もちろんそれだって許されるわけではありませんが、ワタシはこれらのとき、テントを訪問したわけでもなく、ゲート前で工事車両や米軍車両の出入りの阻止をしたわけでもなく、抗議行動をおこなったわけでもありません。県道70号線は北部訓練場返還地へ米軍廃棄物の調査に行ったり米軍機の撮影をしたりするときだけでなく、米軍基地問題とはまったく関係のない目的で通ることも多々あります。

高江住民の会の方々は自分たちがこのような監視をされている感じはないとのことです。

もしも阻止行動や座り込みなどを警戒してのことならワタシ以外に行動されている方々がいるため監視される人は他にも多くいるはずです。

ワタシがたまに阻止や座り込みなどおこなうとしても防衛局にとってたいして痛くもないのでいちいちゲート前を通過するたびにどこかに報告するなんてことはしないでしょう。

じゃあなぜワタシが監視されるのか?ワタシのやってることで防衛局にとって痛い行為とは?

十分に証拠が揃ったあと、赤嶺政賢国会議員と伊佐真次東村議員に同乗していただき警備員の行動を現認していただきました。

その後、赤嶺議員は東京で防衛省と3回の交渉をおこないました。
防衛省は「そのような行為はおこなっていない」と認めていませんでしたが、3回目の交渉で初めて証拠映像を見せると、「警備のために通過する人を記録・報告することがある」と認めました。
証拠がなかったらごまかそうとしていたのです。
気持ち悪いのを我慢して監視され続け証拠を集めてよかったです。

赤嶺議員が「これは人権侵害にあたる。今後はやらないように」という内容を防衛省に伝えると「必要があれば今後も続ける」という内容の回答があったそうです。

現在も全琉警備保障株式会社の警備員によるワタシの監視は続いています。

警備員としての業務に就く人は最初に基本的人権について強く教えられるはずでは?
また、警備会社は警備業法違反になるのでは?

この話は今後も続きますので、みなさんご注目ください。

以下は書くかどうか迷ったのですが、やっぱり書きますね。
公的行為を性別で区別して考えるべきではないとは思うのですがやっぱり考えてしまうので。
全琉警備保障のワタシを監視している警備員の中には女性がいます。
女性なら特にストーキングされる気持ち悪さや怖さを想像できるのではないかと思うのですが、そうじゃないのでしょうか。
ワタシはあなたたちのせいで毎日とても恐怖を感じていますよ。