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2018年08月13日

全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。(2018年7月、8月)

※2018年8月22日追記 小さな画面ではコラム紙面が見えづらいとのご意見がありましたので、サムネイル表示を追加しました。

全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。

普段はワタシの専門分野である昆虫や自然環境についての執筆を依頼されることが多いのですが、「随想」では何をテーマにしても良いということで、このような機会はめったにないため、自分の分野でないことを書いていきます。

2018年7月16日号
全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。(2018年7月、8月)


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全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。(2018年7月、8月)



沖縄県内への米軍基地建設に反対する方々は、沖縄のほとんどの人が米軍基地に反対しているというオール沖縄(ここでは組織ではなく概念を指す)を前提にし、「基地の恩恵を受けているわけでもないのに、面倒な争いを避けるためにとりあえず基地に賛成している、声を上げないゆるい賛成の人々」への対応をどうするかということを深く考えずに闘っていることが多いように見えます。類は友を呼ぶで、活動の現場では同じ志を持つ方々が周りに集まってきますが、その輪から出ると、積極的ではないけど基地配備に賛成という人が周りに多くいるのではないでしょうか。ワタシの周りはそうで、ワタシは同じウチナーンチュである彼らから「基地問題に関わっている人」というふうに見られていそうです。彼らにとって、目の前や隣りの米兵、または米軍を支持する強い人々と争わずに共存・共生することは、基地の配備を容認すること、となっているのだと思います。米軍基地があることが沖縄や日本や世界の未来にどう影響するのかなんてことまで考えていないように感じます。名護市長選で稲嶺氏が負けた原因の一つは彼ら(特に若者)への対応をしなかったことだと考えています(一番の原因だと思っている選挙ブローカーのことは以前FBに少しだけ書きました)。多数いる彼らの存在を認め、彼らにどう対応していくのかを考えたほうがよいです。この話は2回目のコラムに関連しますので、以下もご覧ください。


2018年8月20日号
全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。(2018年7月、8月)


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全国商工新聞「随想」、ワタシの1回目と2回目のコラムが掲載されました。(2018年7月、8月)



ワタシ自身も反省点が多いため強くは言えないのですが、今の座り込みの現場は若者が近寄りがたい雰囲気になっていると感じます。今のやり方がすべて駄目だというつもりはまったくありませんが、バランスは大事です。インターネット上に書くことによって人を傷付けてしまうのでここでは詳しく書きませんが、ワタシが問題だと思っている点を直接人に話せばたいていの方は納得してくれます。今後、口頭で現場に伝えていく予定です。

自衛隊(防衛省)の広報はイベント企画や雑誌・写真集製作など、すごい努力をしています。自衛隊に反対の方からの批判でさえ武器にしてしまいます。隊員のなり手を増やすことは難しいようですが、国民が自衛隊を支持するかしないかというときにこの努力は確実に報われています。

辺野古や高江に来る弁護士は、作業着のほうが楽ではないかというようなこの現場でもたいていスーツやかりゆしウェアを着ます。どんな場所でもイメージを崩しません。人の目をきちんと意識しています。

予算的な問題で、闘う相手と同等に、というのは難しいでしょうが、少なくともワタシたちは相手の戦略を知る必用があります。