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2017年10月22日

東村選管と国民審査投票用紙を渡していなかった件について話しました。(2017年10月22日)

さきほど(22日夕方)、東村選管と電話で話しました。この電話でわかったことは、投票の会場には村選管の委員がいたこと(つまり、国民審査の投票用紙を渡されなかった人がいるのを目の前で見ていたということ)と、村選管は2014年にも同じことをして問題になっていたことを把握していた(2014年の衆議院選挙に関わった人が今回も選管に関わっていた)ということです。
あとは琉球新報2017年10月22日の記事に書いてあるとおりです。

なぜ、2014年に問題になったことを今回も繰り返したのかとたずねると、「決まった流れになっている」とのことでした。私が「このやり方だと、投票したくてもできない人が出てくることはわかりますよね?」と聞くと「そこまで考えが及ばなかった」というような内容の発言をしました。さすがに「知っていてやった」とは言えないでしょう。本業に戻るため、これ以上の追求は私のほうではしませんので、もし引き継ぎたい方がいればご連絡ください。これまでの情報を提供します。

今回電話をしたのは、20日に私が村選管に「国民審査の投票用紙が渡されなかったのはなぜか」と問い合わせたとき、「その人のときだけ起こったミスです」と言われ、どうして「投票者から請求があってから投票用紙を渡している」と答えなかったのかという質問をするためでしたが、言った言わないの繰り返しとなり、このやりとりの中身をインターネットにアップしたり県選管に伝えたところでみなさんにたいした利益もないと判断し、とりあえずこの点についての報告は省略することにします。

今回の私の動きで、
○小さいけれども沖縄タイムスと琉球新報の記事になり市民に知ってもらえた。
○村選管が「20日までは投票者から請求があった場合だけ国民審査の投票用紙を渡していた」ということを認めた。また、2014年に同じことをして問題になっていたことを把握していたことを認めた。
○22日の投票日に村内放送で「期日前投票で国民審査できなかった方は本日投票できます」と放送させることができた。
とうところまでは持っていきました。

個人的には、たくさんのご協力・応援をいただき励まされた反面、小さな村の人々の投票する権利が奪われることに関し世間(マスコミ含む)の関心は思っていた以上に低いと撃沈しましたがいい勉強になりました。

あとは、私の提出した要望(特に村民への説明・謝罪など)が実行されるかどうかですが、これは市民(国民審査の記入欄にバツを付ける住民が多いと思われる村の人々の投票ができなくなることは審査結果に大きく影響し、その村だけの問題だけでなく、沖縄、全国の問題です)のみなさんが求めていなければしょうがないので、私1人だけで動くことはせず、中心になって動くこともしません。村やその他で動く場合はこれまでの情報を提供しますのでご連絡ください。

私のこの件についての動きをこちらの投稿を持って締めますが、また何かあれば報告します。

情報を寄せてくださった方、電話対応してくださった方、フェイスブックやブログのコメントやシェアやいいねで拡散していただいた方、一緒に問題視してくださった方、ご協力どうもありがとうございました。