アキノ隊員の鱗翅体験
米軍問題に言及しないままやんばる世界自然遺産を利用する「やんばるチームどんどん協議会」設立
アキノ隊員
2022年02月25日 15:56
あえてやんばる世界自然遺産登録地の米軍基地問題に取り組む市民の動きを紹介したブログページの直後に投稿します。
やんばるを舞台とするNHK番組「ちむどんどん」がことし4月から放送されることに伴い、北部地区観光協会(北部12市町村観光協会)と沖縄美ら島財団が北部の地域活性を目指す
「やんばるチームどんどん協議会」
を設立し、その記者会見が昨日おこなわれ、NHK沖縄、琉球新報、沖縄タイムスが報じました。
NHK沖縄 2022年2月24日
『NHKテレビ小説「ちむどんどん」で地域活性化を 協議会発足』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20220224/5090017451.html
琉球新報 2022年2月25日
電子版(有料記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1475777.html
沖縄タイムス 2022年2月25日
電子版
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/915922
『やんばるチームどんどん』
HP
https://www.ytabi.jp/teamdondon/
『やんばるチームどんどん』
フェイスブックページ
https://www.facebook.com/yanbaru.chimudondon/posts/110188951602226
「ちむどんどん」は沖縄の本土復帰50年を意識して作られた番組のようです。
NHK HP『沖縄本土復帰50年 つなぐ未来へ』
https://www.nhk.or.jp/okinawa/hondofukki50/
やんばるの森やそこに住む生き物たちが米軍の活動により危機に瀕しており、それを訴えるために人一人が起訴されているにも関わらず、米軍基地問題などやんばるには存在しないかのような顔をして美味しい部分だけをつまみ食いしようとする人々。
利用する前にまずやることがあるでしょう。これではただの自然界からの搾取です。やんばるの森はあなたたちの飯のタネとして存在しているわけではありません。
米軍基地問題というやんばるの森の不都合な真実を世界自然遺産登録で覆い隠し、自分たちの利益のために自然を利用する。
その結果、
政府と米軍による「米軍基地があったおかげで自然が守られた」というプロパガンダに加担
する。
“軍事基地と自然保護は両立しない”という事実を隠蔽することは他所の地域にまで悪影響を与えることになりますが、沖縄県民は本当にそれを黙って見ているだけでいいのでしょうか。
毎度おなじみのアーティストによる御用アートを利用していることも、ワタシではなくそろそろアーティストのみなさんが批判してはいかがですか?
アーティストなら過去、軍事プロパガンダにアートがどのように利用されてきたか知っているでしょう?
沖縄の復帰50年を利用して、北部の方々がやることが
世界遺産ウォッシング
でいいんですか?
※2022年2月25日19時追記 こちらの投稿は番組に対する批判ではありません。フェイスブックで私の投稿を用いて番組に対する批判を書き込んでいる方が複数いらっしゃったため、その方々が番組に対し批判をおこなうことはかまわないのですが、私の投稿はそのような趣旨ではないことを念のために書いておきます。
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日本の破滅を自ら選ぶのはしょうがないが生き物たちは巻き込まないでください。
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