やんばる世界遺産、未使用空包が大量に埋もれている場所を発見(2021年10月31日、2016年返還北部訓練場返還地)
2021年10月31日、
やんばる世界自然遺産登録地である2016年に返還された北部訓練場跡地で、未使用の空包が大量に埋もれている場所を発見しました。
16時頃から17時半までの間にこの場所から582発を掘り出しました。暗くなる前に調査を終了しましたが、周囲でずっと金属探知機がなる状態で、まだまだたくさんあるのがわかります。
この場所はヘリパッドなど目印になるような場所ではなく、この場所へ続く道もありません。藪を漕いで林の奥へ入っていくと複数のたこつぼがあり野戦食の袋や土嚢やバッテリーが散乱し米軍が訓練をおこなった形跡があったため調査しました。日本側が入って調査した形跡(テープや杭などによるマーキング)はありませんでした。
転がる弾薬箱。錆びてはいますが欠けてはいません。他にもいろいろ落ちていましたが時間の問題で撮影していません。
弾薬箱を持ち上げると下にクロイワトカゲモドキの幼体が潜んでいました。隣りはヤンバルトサカヤスデ。
空包のほとんどは地中から出てきましたが、地表にもたくさん転がっていました。
上の場所に行く前に別の場所で10発見つけました。
クスサンの時期ですね。写真はオス。
汚された森でヒメハブさまが人間に怒っていました。
FoE JAPAN等が防衛省・環境省に提出した質問状の回答が返ってきていますが、近日時間のあるときに紹介します。
国による壮大な隠蔽はヘラと簡単な金属探知機だけで暴くことができます。
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