「軍事と教育」展示等イベント、1日目終了。8日まで。(2020年11月、宜野湾市)

アキノ隊員

2020年11月08日 02:10

我が家の兵隊さんたちを引き連れて、基地の町・宜野湾市で行われる『新城公民館2day』へ。
兵隊さんたちには戦前戦時、どのように軍事教育が行われていたのかを思う存分語ってもらいました。
ワタシは展示物を並べただけで、今回の展示コーナーの主役は彼らです。



『新城公民館2day』、1日目。他のコーナーは撮影禁止とのことですのでワタシが担当した展示コーナーのみを紹介します。8日もやっていますのでぜひお越しください。



講談社の絵本シリーズは復刻版が出たものもありますが、戦争賛美系は復刻されませんでした。



当時は日本でも英雄扱いされたヒトラー。展示コーナーにいらしたほとんどの方がページを開いていました。それが予測できたので2冊置きました。



科学はお国のためのものでした。現在は?未来は?どうなる?



かっこいい兵隊さんや戦闘機・戦車が表紙なら子どもたちは手にとってしまいます。



自衛隊車両が多く掲載されたことで問題視された最近の子ども向け図鑑も紹介。



当時、新聞社が戦争に協力しました。現在もジャーナリズムより広告・スポンサーによる収入が優先されていませんか。



国家へ貢献した人には貢献度や地位によって等級分けされた勲章が与えられ、子どもたちがそれにあこがれるように仕向けられました。



学校では積極的に愛国教育が行われました。



出陣学徒壮行会で使用れた「陸軍分列行進曲」の歌詞や、子どもたちが楽しく歌えてしまう軍歌「兵隊さんよ、ありがとう」を紹介。



政治と教育が正しければ、加害者にも被害者にもならずにすんだ人がいるはずです。



現在の教育現場でその反省は生かされていません。



銃後への気配りもぬかりなく。



写真一番右は出征旗。家族から出征があることは誉れとされ祝いました(または祝うふりをしました)。左二つは戦争柄の子ども用着物。



子ども用着物を作るための生地。主に男児用。



現在の民間製品でも、強さの象徴として旭日旗またはそれに近いデザインが採用されることがあります。



家庭内にも自然に戦争が入り込んでいました。



オマケのコーナーも作りました。こちらは警察署から配布または販売されたものと民間の灯火管制灯カバー。説明をつけずに置いていたら「これは何ですか?」と興味を持ってくださる方が複数いました。手前の資料には焼夷弾による火はみんなで力を合わせて消火しなさいという内容が書いてあります。このような資料は当時たくさん配布されました。



沖縄関連の資料も少し展示しましたこちらに興味を持つ人は多くありませんでした。





会場のあちこちに戦時中の雑貨を配置しました。







コザすばる書房さんが会場で沖縄に関する本の注文を受け付けました。8日もありますので会場にいらしたらぜひご覧ください。



防刃チョッキの似合うお友達が遊びにきました。「元気にしてた?」と声をかけると「誰?」と言われました(笑)。



イベント終了後、片付け中の3人を赤嶺和伸さんが撮影してくださいました。一番右はパネルディスカッションで登壇した比嘉マリアさん。



同じ部屋で開催されたパネルディスカッションでは4人の登壇者が教育現場に関する、それぞれ違う話をしました。ワタシは赤嶺ふき子さんの軍事教育に関するお話に興味を持ちました。展示案内中(FBに宣伝のための写真を投稿など)のためすみずみまで聞くことはできなかったので次の機会を狙いたいです。が

イベントは8日も行っています。8日は奥間政則さんの講演があります。ワタシがこのテーマでイベントをすることはほとんどありません。みなさまぜひいらしてくださいね!

イベント詳細はコチラ。
https://akinotaiinnorinshitaiken.ti-da.net/e11726338.html




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