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2021年06月11日

やんばる世界遺産登録勧告、IUCN評価原文に米軍廃棄物への言及無し(2021年6月4日)

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奄美・沖縄の世界自然遺産候補地について登録を勧告したIUCNの評価の原文が2021年6月4日に公開されました。指摘事項等に、候補地となっているやんばるの森の米軍廃棄物残留や米軍機飛行に関する記述はありませんでした。

PDF【IUCN World Heritage Evaluations 2020 and 2021IUCN Evaluations of nominations of natural and mixed properties to the World Heritage List】
http://whc.unesco.org/archive/2021/whc21-44com-8Binf2-en.pdf?fbclid=IwAR16JHWAZm2H-4rW6p_lq1g1TkDM5Gyj5FQOskGMOSc4IRItNxw2C9TrIk0

IUCNのHPの上記PDFが掲載されているページ
https://www.iucn.org/theme/world-heritage/about/world-heritage-committee/iucn-44whc/nominations-2020-and-2021

オーバーツーリズムやロードキルや伐採等について触れられているのに、審査に一番インパクトを与えるであろう米軍廃棄物の残留に言及されていないのは不自然です。

上記の理由から私は、今回の登録勧告は本来の純粋な評価ではなく、確実になんらかの忖度が働いたのだと考えています。

評価原文が公開されたらすぐにでもブログやSNSに私の世界遺産登録勧告に関するコメントを掲載したかったのですが、公開日に私は沖縄県警による家宅捜索を受け、通信・発信する機材やビデオカメラをすべて押収されてしまいました。

7月後半には同地域の世界遺産登録正式審査があります。

家宅捜索を受けた際、捜査員らは一番の証拠品である米軍廃棄物の入った複数の袋を、透けない袋の外側から撮影しただけで、中を確認したり押収したりすることはありませんでした。

市民の立場から世界遺産候補地となっている北部訓練場返還地に残留する米軍廃棄物の現場調査を行っているのは私だけです。また、米軍廃棄物の存在を米軍への抗議行動によりアピールしているのも私だけです。

このタイミングでの私に対する捜査は、上記の絡みだと思われます。

米軍廃棄物の存在を隠蔽されないよう、引き続きみなさまのご注視をよろしくお願いいたします。

(写真:世界遺産候補地である北部訓練場返還地に残る未使用・不発の弾薬類の一部と放射性物質コバルト60使用電子部品。弾薬類のほとんどは私が発見したあと県警に通報したにもかかわらず回収されなかったもの)
やんばる世界遺産登録勧告、IUCN評価原文に米軍廃棄物への言及無し(2021年6月4日)



※6月10日にやっとインターネット環境を整えました。今回の件やご支援へのお礼など書きたいことが山ほどありますが、まずは一番訴えたいことを書きました。その他はこれから少しずつ投稿していきます。
カンパやメッセージなどの確認が遅れています、しばらくお待ちください。